神の子池 (清里町)

神の子池
油絵 キャンパス A4号 横333x縦242  2020年11月製作

北海道の人でも「神の子池」に行ったことのある人は少ないでしょう。
場所は摩周湖(弟子屈町)の東側で、清里町になります。観光客が訪れる摩周湖は西側の展望台で、対角線上の「裏摩周湖」と言われる展望台の更に北になります。
道道1115号から山林に2キロ入った所で、駐車場も整備されています。

 

美瑛の「青い池」が爆発的な人気になり、「神の子池」も便乗したところがあります。しかし、規模は比べることができないほど小規模です。池を一周するのに10分もかかりません。
誰がこの名を付けたのか定かでありませんが、神秘的な要素が含まれているところがあります。それは「流れ出る小川は確認できますが、流入する川は地表には存在しない」といいます。さらに、水の透明度は高く、池に沈んだ倒木が水の底に横たわる姿がはっきりと見えます。
天候にもよりますが、水面がエメラルドブルーに見え、神秘的な雰囲気を漂わせています。この色は太陽光の中の青い波長の光だけ深い水に吸収されずに底の白い火山灰に反射するためと言われています。

神の子池